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ダマスクローズ

古来より愛され続けている、ダマスクローズとは?

多くのバラの中でも、濃厚で甘い香りを放つ品種として古代ギリシャ・ローマ時代から世界中で愛されているのが、ダマスクローズです。現在ブルガリアが世界的に有名な産地ですが、もともとは現在のシリアの首都ダマスカスから十字軍がヨーロッパに持ち帰ったとされています。

ダマスクローズをこよなく愛した歴史上の人物としてよく知られているのが、世界三大美女の一人、クレオパトラです。彼女は床にダマスクローズを敷き詰めて、その高貴な香りを楽しんだとも伝えられています。

ダマスクローズを原料としたローズオイルやローズ水を用いた香水はとても珍重されておりましたが、その希少性ゆえにごく一部の身分の高い人々だけのものでした。当時では、金にも匹敵する価格で取引されていたといわれております。。

またダマスクローズはアロマ効果によるリラックス効果はもちろん、古来より菌の繁殖を防ぐ働きなどの目的で利用されており、ブルガリアでは、現在でも健康食品としてお茶やジャムなど広く使われています。

ブルガリア産高級ダマスクローズを贅沢に使用

カラノームスキンクリームで使用されているダマスクローズは、ブルガリアの「バラの谷」とよばれるトラキア平原のクリスウラからカザンラックー帯で採取される高級品を使用しております。

ただし原料となる花弁に含まれる香り成分は、その繊細さゆえに開花して日光が当たると蒸発してしまうため、日が昇る前の早朝のうちにつぼみの状態で収穫していまいます。そして摘んだその日に工場へと運びこまれ、蒸留作業がおこなわれます。

バラの中でも、もっとも香り成分が多いといわれるダマスクローズですが、一輪の花に含まれる成分はごくわずかで、1kg生産するためには3.5トンもの花弁を必要します。これはパラ畑1ヘクタール(約3000坪)で収穫されたバラに相当します。

つまり、1gの香り成分に約3000個のバラが使用されているという計算になります。これこそが、ダマスクローズは希少性が高いといわれる所以です。

昔ながらの水蒸気蒸留法で、時間をかけて丁寧に抽出

水蒸気蒸留法はローマ時代にその手法が開発され、現在の装置は大きさこそ変わっているものの、効率よく良質の香り成分を抽出する方法として、今も変わらずその原理を使用しております。

①まずはじめに窯に原料となるダマスクローズを 入れて、ゆっくりと過熱し蒸気を発生させ ダマスクローズの成分を抽出します。

②ダマスクローズの成分を含んだ蒸気を 冷却パイプへと集め、そのパイプを冷却する ことで水蒸気を液体に変えます。

③この液体を貯めて、ローズオイルは上部に浮き、下部にローズ水が出来上がります。 このローズ水には、適度な香り成分とバラ本来の成分がギュッと溶け込んでいます。

④再度、下部にたまったローズ水を蒸留することで不純物を取り除き、高濃度のローズ水が 出来上がります。

この蒸留作業には、「所要時間・温度・蒸気の圧力」がポイントとなり、 長年の経験と勘が必要です。短時間で高温、高圧で蒸留すればたくさん抽出すること ができますが、温度や圧力が高すぎるとダマスクローズの成分が破壊されてしまいます。 出来る限りゆっくり加熱し時間をかけて抽出することで、上質のローズ水を得ることが できます。